キタムラフユトの日常

還暦過ぎのおっさんが日々感じていることを気ままに綴るブログです

甲子園は明日が決勝戦

近江高校山田投手の画像

(画像引用:number.bunshun.jp)

夏の甲子園大会—。
昨日は準決勝2試合が行われた。

東北勢が2校もベスト4に進むのは記憶にないが、その2校が準決勝であたるのはちょっともったいなかったな、と。

1試合めの聖光学院仙台育英戦は、序盤の大量点で勝負が決まってしまった。
聖光学院は3回戦、準々決勝と結構打ちまくっていたので接戦も予想されたが、仙台育英の投手陣が安定していた。
ここまで5試合に登板してきた聖光学院の佐山くん、さすがに疲れがピークだったか。

2試合めは近江-下関国際戦。
プロも注目の近江のエースで4番、山田陽翔(はると)くんは、見ていて飽きない選手だ。
足は長くないが(笑)、顔つきがいい。
野球センスはピカイチで頭の良さも感じるから、プロ入り後も成長が期待される。

ただこの試合、下関国際打線の“対山田打法”に苦しむ。
ここまでの4試合で500球以上投げていた山田くんは、ボールになる変化球を見送られ、勝負球をファールで粘られてさらに球数を増やしてしまう。
結果的に5点を奪われ、7回途中132球で無念の降板—。

監督の多賀さんは僕と同年代だが、言葉の端々に山田くんへのリスペクトが感じられる。
去年の夏から今年のセンバツ、そして今大会と、山田くんがいたからここまで来られたと言って過言ではないので、監督さんが彼のファン第一号なんじゃないかな。

驚かされたのは一方の下関国際の戦いぶりで。
準々決勝で絶対王者大阪桐蔭を破った試合は圧巻だった。

失礼ながらこのチームに関してはあまり注目していなかったが、選手個々の躍動感がハンパない。
“やってやるぞ感”が前面に出ているというか、甲子園での野球を心から楽しんでいる様子が画面を通しても伝わってくる。

目立つのは背番号6の仲井慎くん。
苦しい場面でリリーフ登板してしっかり仕事をする。
勝負どころで三振を取れる巧みさがあって、エースの古賀くんも安心して後ろを託せるんじゃないかな。

下関国際、仲井投手の画像

(画像引用:www.asahi.com

打線はとにかく粘り強く勝負強い。
打率.571の赤瀬くんを中心に塁を埋めて、勝負どころで賀谷くん、仲井くん、背番号14の森くんあたりが決めに行く感じか。

明日の決勝では仙台育英の投手リレーとの戦いになると思うが、近江の山田くんを攻略したように監督の采配がハマるかどうかが見所。

仙台育英については、なにしろ東北勢は「あと1勝」を取れずに何度も苦杯をなめてきただけに、今年こそはと思って死に物狂いで優勝旗を獲りに行くだろう。

勝敗の予想は・・・全く見当もつきませんね。汗

ただ、例年決勝になると一人のエースに頼ってきたチームは疲れがピークを超えていて大差のゲームになることが多いけど、今回は接戦を期待する。

勢いという点においては、センバツ優勝の大阪桐蔭と準優勝の近江を破った下関国際が上だと思うが、仙台育英も強豪相手にいい勝ち方をしてきているので、最後まで目が離せない一戦になりそうだ。