キタムラフユトの日常

還暦過ぎのおっさんが日々感じていることを気ままに綴るブログです

ミニライヴに行ってきた

ライブ風景の画像

先週土曜日は久々にライヴ鑑賞に出かけてきました。
十数人が入ればいっぱいというカフェでのミニライヴ。

20年来の友人、というか僕にとってアマチュアシンガー・ソングライターの師匠的な存在の方がいて、チケットがさばけそうにないと泣き付かれたので、“付き合いで”二人分を予約購入した次第。

“付き合いで”と言ってしまうのも失礼な話なんだけど、メインの出演者の演奏をあらかじめネットでチェックしたところ、明らかに自分の好みではなかったもので笑、あえてそういう表現になってしまいました。

5組のアマと東京からのプロによるオムニバスライヴだったのですが、正直に言ってしまうと、僕には少し残念な内容だったかな、と。(生意気だけどね)

過去にも何度か同様のライヴに行ったことはあるけど、いずれも最後はプロのミュージシャンがビシッと決めて終わる—という形だったのが、今回に関してはキマってなかったので…。

自分も過去にライヴ活動をやっていたのでどうしても演者側の視点で見てしまうのですが、プロの演奏だったら明らかに「こりゃ、かなわんな…」となるけど、ヘタなアマチュアがやっていると「俺だったらもっとこうやるのに…」という感じで見てしまいます。

地方に住んでいると「プロ顔負けのアマ」に出会う機会ってほとんど無くて、「もっとこうしなきゃだめでしょ」とか、「ヘタなカバーやるより、ヘタでもいいからオリジナルに挑戦してよ」と思うことがほとんど。

プロの真似事をしたってかなうわけないしただの自己満足にしか見えないんだから、自分の言葉で表現した方が何かしら伝わるものがあるんじゃね?と、思ってしまう。

昨日のライヴに関してはアマの方々もオリジナル曲を混ぜてやってくれたのでそこはよかった。(我が師匠は相変わらずの安定感でしたよ。少し疲れていたけど)

演る側としては「誰も知らない曲をやってしらけないかしら」という不安があるのは当然なんだけど、僕のような客もいるのでどんどんやってほしいものだ。

やや残念だったのはメインの方で…。
高音域の部分がほぼ全て外れてる(フラット気味)、つまりは音程が悪すぎて聞きづらいんです。苦笑
プロシンガーとしては致命的でしょうね。
アマの皆さんの方がしっかり音は取れていたので余計に目立っちゃいました。

プロとアマの違いって、まあいろいろあるでしょうけど、最低限、音がしっかり取れた上でプラス表現に厚みがあるかどうか—だと思うんだよね。
せっかくいい歌詞を歌っていても、音ズレが気になって歌詞の内容が伝わらないのではしょうがない。

主催した師匠からお礼メールが来ていて、師匠的には満足のいくライヴだったようなんだけど、それに対してさすがに「僕はちょっと…不満でした」と返すわけにもいかず笑、お疲れ様でした—と伝えるに止めておきました。

こういうライヴに触れると大抵は、自分もたまにはもう少しギターに触った方がいいかな—と思ったりするものですが、年を食ったせいか、今回はあまり「自分もやりたくなった」とまでは思っていないのが残念では、ある。